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自閉スペクトラム症、社会性の障害

1 :管理人:2021/03/13 ??:??:??

自閉スペクトラム症を理解しようとするとき、わかりにくい原因の一つは
ただ症状が羅列してあるだけで、上手に分類されていないことである。
これこれは社会性の障害、という所までは分類されているが、
そこから先はごちゃごちゃであるように感じる。


他者と関わるときには流れがある。

まず自分が他者と関わりたいと思い、他者に接触を図る、
または、他者から接触がある。
こうして他者との関わりが始まる。
この段階で問題があれば「他者への興味の困難」とする。

他者と実際に関わるとき、主に言語を用いるが、
他に、視線、表情、身振りなどの非言語コミュニケーションを用いなければ
ならないこともある。
このときの問題を「他者とのコミュニケーションの困難」とする。

他者と関わる中で逐次相手の気持ちなどを理解していかなければならない。
ここで「他者の理解の困難」の問題がある。

そして他者との関わりを繰り返すことなどで社会的規則を理解していく。
ここに問題があると「社会的規則を理解し守ることの困難」となる。


症状の例を見ていくと、
自閉スペクトラム症では、他者と関わるときの流れの4つの段階すべてにおいて
困難があると考えられる。

社会性の障害を、他者に対しての「興味」「コミュニケーション」「理解」の困難、
および「社会的規則」に対する困難の4つに大きく分けて考えるとよいのではないか?

症状の例の多くは、「興味」「コミュニケーション」「理解」「社会的規則」
のうちのいくつかにまたがっているように思える。

特に「社会的規則」に関するものは、「興味」がないから「理解」できない、
「理解」できないから「社会的規則」もわからないまま、とつながると考えられる
ものが多い。

しかし、とにかく、各症状は「興味」「コミュニケーション」「理解」「社会的規則」
のうち、特にどれに重点が置かれているかを考えることにしている。


社会性の障害は
他者への興味の困難
他者とのコミュニケーションの困難
他者の理解の困難
社会的規則を理解し守ることの困難

の大きく4つに分けられると考える。

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 ブログ用phpファイル 最終更新日 2017/09/20 管理人作